12月8日(土) 美波町のアオリイカ釣り

徳島県南アオリ 第W弾。


この週末は大寒波襲来ということで気温も急低下。

北西の季節風も吹き荒れるということで

全国的に釣りができるエリアもかなり限定されてしまう。

しかし、このエリアは冬場のパラダイス♪

北西の季節風にはめっぽう強く めったなことでは中止にならない。


それまでの下り潮から 前日に速い上り潮に変わったようで

アオリを狙った船も 青物を狙った船も まずまず釣れたということで

ちょっと期待していいかも?


今日もとりあえず朝からアオリ狙って

青物釣れているようならそっちへ向かうという優柔不断な作戦。



アオリ釣りの場合 公平を期すために 釣り座は3時間ごとにローテーション。

何の釣りでも先流れの方が有利だが

特にアオリは大群でいるわけでもない単発物で

海底で掛けられた瞬間 大量のスミ(アオリにとっては警戒信号)を吐くので

潮下のアオリは警戒して食いが悪くなる。


もしミヨシからまっすぐにポイントに入っていったとすれば

一人後ろに下がるごとに アタリは半分以下になっていく。

最初の一人に一日で40回アタリがあったら

2人目は20回以下、3人目は10回以下、4人目は5回以下 …


実際には釣りの技量もあるし、まっすぐには入らないことも多い。

瀬戸内には決まった時間の潮汐があり潮の転流もあるが

伊島より南では 一日同じ向きの流れとか 一日中潮止まりなんてこともよくあるので

一日中 後流れの憂き目にあわないための対策。


くじ引きで@番を引いたので まずは右舷ミヨシの釣り座から。



昨日は朝からよく当たったという由岐の瀬から。



朝から風は結構吹いているが

釣りにならないほどではない。


しかし アタリはない。

昨日同様 珍しく潮はよく動いているというのに なぜ?

潮の色が悪いようで 底潮が動いていないのか?


他の船にも全くアタリがないようで、

早々にポイントを見切って移動することに。



その後も釣れない時間帯が続く。 


あさイチのチャンスタイムにこの状況では先が思いやられる。



青物が釣れているようならそちらへ向かってお土産確保する予定であったが

今日はビッグベイトナブラが見つからず

漁礁際の小アジで勝負しているみたい。



ポイント移動して ようやく本日最初のアタリ。



結局 最初の3時間でアタリはこの1回のみ。


釣り座をローテーションして 艫へ。


風も収まり 釣りやすい状況になってきた。



ここ2、3年は 先調子の感度のいいタチウオロッドを使っていたが

今日は以前愛用していたグラスロッドを引っ張り出してきた。

持ち重りするし 感度は悪いが

合わせたときの感触やアオリの引きに対する粘りが持ち味。


今日の潮だと艫は後流れになって不利かと思ったら

アタリが出だした。



他の方はキロアップの良型も揚げているというのに

なぜか私には中小型ばかり。


ようやく手ごたえのあるが掛かったけど



キロ足らずの♀


大島から牟岐の方へ潮が流れているようで

左舷側からポイントに入っていく。

左舷側3人が着実に釣果を伸ばす反面

右舷側のアタリが乏しくなる。


それでもわずかなアタリを逃さず



ポツポツと拾い釣り。

時合いの最中に1匹でも多く釣っておかないと



これもキロ足らずの♀

艫で6杯追加したところで釣り座移動。

最後は胴の間。


1日中潮は動いていたようだが



ご覧のように場所によっては海水の色がツートンカラー

このようなところでは食いも悪かった。


ひそかに2ケタを狙っていたが

胴の間では3時間アタリは1回もないまま終了。



風裏とはいえ、冷たい風に吹かれた極寒の1日だった。


お迎え ニャ―



6人で ちょうど30杯。

まあ今シーズンの状況を考えると この釣果なら十分かな。



潮が動いて食いそうな感じであったが

いつものように手ごわいアオリであった。

これからますます大きくなってくるが

ますます賢くなって釣りにくくなってくる。

そんな中で掛ける一杯にこの釣りの魅力がある。



本日の釣果 アオリイカ 7杯